こんにちは!よっこ(@yoko3_G08)です。
みなさんは文章力に自信がありますか?
私は社会人になってから数年は、文章が書けずに仕事がうまく進みませんでした。
『何を言ってるのか分からない』
『途中から話が入ってこない』
『もう一度話してくれる?』
毎回同じように否定され、伝わらない悲しさを感じてました。自分には文才がないから、ダメなんだと言い訳をして慰めていました。
しかし、文章力はセンスが無くても鍛えられます。
今では『分かりやすかった』と褒めていただけることも増えて、仕事でも成果を出せるようになってきました。
しっかりとポイントを抑えて文章力を向上させましょう!
紹介する書籍
『文章力が、最強の武器である』
こちらの本について、印象に残ったところや重要だと感じた部分を紹介していきたいと思います。
文法や文章の書き方ではありません。人に伝える為に、どんな文章を書けば良いのかを教えてくれます。
気になったら是非、本を買ってみてください!
著者:藤吉 豊
株式会社文道代表取締役。日本映画ペンクラブ会員。
編集プロダクションにて、企業PR誌や一般誌、書籍の編集・ライティングに従事後、出版社にて男性情報誌、自動車専門誌、2誌の編集長を歴任。2001年よりフリーランスとなり、おもにビジネス書籍の企画・執筆・編集に携わっている。文化人、経営者、アスリート、グラビアアイドルなど、インタビュー実績は2,000人以上。
才能やセンスがなくても上達する
文章の違いを理解しよう
ビジネス文章、実用文、SNSの文字数制限の場で求められる文章力と、小説や物語に求められる文章力は別物です。
ビジネス

情報を正確に、分かりやすく、伝えるものです。
スピードを求められるビジネスの場で、風情のある言い回しをされても困りますね。いかに結論を早く出し、仕事を進めるかが大事です。
書籍にあった一部例を紹介します。
例文①
『コーヒーはブラックで飲む』
とても分かりやすく、シンプルです。
小説

文章全体に格調、情感、楽しさを添えるものです。
ビジネスのように、簡潔に分かりやすくとは少し異なってきます。
例文②
『コーヒーに不純物を混ぜることは、コーヒーを冒瀆する行為である。』
言っていることは同じですが、センスを感じますね。
情報を伝える文章は、スキルとロジックで決まる
例文①、②どちらもコーヒーには何も加えないと言うことを伝えています。
例文②のような地味や示唆に富む描写にはセンスが必要だと書籍でも述べられています。
しかし、例文①はどうでしょう。
事実を端的に伝える文章を書くには、スキルとロジックです。
日頃みなさんが必要とする文章力とは、この例文①のような情報を伝える文章です。
情報を伝える文章は、スキルとロジックで決まる
文章が上手い人は、文章の機能を理解している
文章の機能を理解する
文章の機能を理解しましょう。
先程のスキルと言っている部分が機能です。機能を理解して、的確に情報を伝えましょう。
聞き手がいることを前提にしている
聞き手がいることを前提に、相手の立場で文章を考えます。
これは、プレゼンにおいても重要なことです。
情報を発信する目的を明確にして、聞き手が欲していることを伝えることが重要です。
聞き手を無視した独り言のような文章は、受け取ってもらえません。
3つの機能を理解しよう
文章の機能とは
『情報を正確に伝えること』
文章が上手い人は、誰が読んでも誤解が無いように、全ての人が同じ解釈になるように心がけています。
誰もが理解できる文章と、誤解しやすい文章の違いを3つ説明していきます。
①難しい表現は伝わらない
難しい表現(専門用語)は相手に伝わらないことが多いです。逆に優しい表現は伝わるものです。
相手のレベルに合わせた表現の仕方とも言えるでしょう。
優しい表現で中学生にも伝わる文章であれば、ほとんどの人が理解できると思います。
難しい表現(専門用語)は伝わらない。優しい言葉は伝わる。
②曖昧な表現は伝わらない
この報告では、どのくらい売り上げがあったのか定性的で正しく伝わっていません。
このような曖昧さは、会話だけでなく文章でも同じことが言えます。
定性的な表現とは、抽象的(主観的)な表現のことです。
定量的な表現とは、数値を使った具体的な表現のことです。
数字は、誰にとっても絶対的な事実です。
曖昧さが無くなって、文意が正しく伝えられます。
定性的な表現は伝わらない。定量的な表現は伝わる。
③若者、身内、方言は伝わらない
若者言葉は、幼稚な印象を与える他、その言葉を知らない可能性があるためビジネスシーンではNGです。
更に、身内言葉も避けましょう。社内や業界で使われている言葉を知らない人に使用しても伝わりません。身内の中には、方言も含まれると思います。いくら馴染み深くても方言で伝わらないことがありますよね。
自分だけが知っている言葉を使用して、知識を披露するのは自己満足ですね。
誰もが知っている平易な言葉で表現しましょう。
若者言葉、身内言葉は伝わらない。日常言葉は伝わる。
読者がいることを前提とする
自分の独り言ではなく、読者に役立つ情報を発信する

自分が話したいことを文章にしただけでは、読者は受け取ってくれません。
『読者の役に立つこと』
『読者が知りたがっている事』
読者ファーストであることが大事です。
これはビジネスにおいても、目的に対して決裁者や参加者が知りたがっていることを伝えなけらばなりません。
読者を意識した重要な3要素
この書籍では、文章を書くうえで重要となる要素を紹介しています。
①おもしろさ
おもしろさ=企画力、情報力
実用文やビジネスの場で必要な面白さとは、笑いやオチのある面白さとは違います。
ここでの面白さは、『知る』おもしろさです。
『へぇー』『なるほど!』『そうなんだ!』
そんな気持ちになる、新しい気づきや共感は面白いと感じませんか?
この気付きや共感を提示できれば、面白さの質が上がります!
②分かりやすさ
わかりやすさ=構成力、論理力
わかりやすさとは、誰もが内容を正しく解釈し、読み返さなくても内容が頭にはいる。という事です。
結論、根拠、説明の流れが悪いと何が言いたいのか分からなくなります。メッセージやストーリーの筋道(ロジック)を意識しましょう。
内容が整理されている
主張がはっきりしている
主張に説得力がある
③読みやすさ
さて、あなたは漫画と小説があったらどちらが読みやすいですか?
ほとんどの人が漫画を選ぶでしょう。絵があることで誰が何をしているのか分かりやすく、文字も少ないので読みやすいと感じると思います。
これは文章でも同じことが言えます。
1文が長くなることで、考える要素が増えます。考えることが多いと言うことは、分かりにくさや読みにくさに繋がってしまうのです。
更に、言葉や文字の選び方も重要です。
漢字が多すぎる、適切な場所に句読点がない、カタカナが多すぎる、英語が多すぎるなど、表現の仕方も工夫が必要です。
表現の仕方にも規則性があります。ここを抑えるだけで格段に文章は読みやすくなります。
文章力のトレーニング方法3選
ここでは、私が文章力を上げる為に行っていることを紹介します。

①本を読む
本を読みましょう。但し、なんでも良いわけではありません。
文章力を鍛えたいのであればビジネス書がおすすめです。ビジネス書は学びに繋がる知識を伝わりやすく分かりやすくプロが書いています。
どのような文章で書かれているのかを意識しながら読む事で、文章力における表現の仕方、語彙力が高まります。
書き手側の学びは、ビジネス書を読みプロの表現を学ぶこと
②本を要約する
読んでいる本を要約しましょう。
本の中から、筆者が一番伝えたいことを見つけ出す練習です。
どう言う表現をしている部分が、読者に対して印象に残り伝わるのかが分かってきます。
流し読みをすると何となく分かっているようで、頭に入っていないことがあります。
読み手側の学びは、ビジネス書を読み内容を要約すること
③一般の方のブログを読む
プロの書いた書籍は読みやすくて当然です。
プロの書籍を読んで要約がしっかりできるようになったら、次は素人の文章を読みましょう。プロと素人ではギャップがあると思います。
そのギャップに気付き、自分ならどう表現するのかを考えることで伝わる文章、伝わらない文章の区別ができるようになります。
まとめ

文章力を向上させるためには、文章の3つの機能を理解すること、読者を意識した3つの要素を抑えることが大切です。
SNSやブログ、ビジネスの場で求められる文章力を高めていきましょう。
今回紹介した『文章力が、最強の武器である』には、更に詳細に深堀して解説しています。
興味を持っていただけた方は、是非購入してみてください。
1500円で文章力向上の知識を学べるのは、すごく価値のある自己投資だと思います。
よっこブログでは、この他にも『考えるとは何か?』『説明が下手な人の特徴』などビジネスに活かせる情報を発信しています。
よろしければご覧ください。

