S2000は、どんな車なの?
走って楽しい?速い?買って後悔しないか心配…
こんな疑問を解消する記事になります。
ホンダを代表するスポーツカーとして、根強い人気を誇るS2000
発売は1999年5月、生産終了は2009年6月、生産終了から13年も前の車になります。
最近の若い人には馴染みのない車かも知れませんが、今でも人気のあるスポーツカーです。
車好きなら知っている人も多い、”ワイルドスピード”にも出てきます。
そんなS2000は、ここ数年で価格は高騰しており、状態の良いものは新車価格を遥かに超える価格で取引されています。
この記事では、S2000とはどんな車なのかを復刻印刷版の”S2000のすべて”を参考に解説します。
果たして運転していて楽しいのか、速いのか、どんな魅力が詰まっているのかなど、あらゆる疑問を解消します。
きっとこの記事を読んだ後、あなたはS2000が欲しくなっているでしょう。
✓本記事の著者(@yoko3_G08)
ホンダが好きで、ホンダのシビックハッチバック(FK7)をカスタムしています。
※過去の試乗車記録はInstagramをチェック
ホンダS2000とは、どんな車なのか?
①ホンダ最後のFRスポーツカー
「エンジンのホンダ」と言われていた昔、1999年にホンダ創立50周年の記念に誕生したのがS2000です。
S800以来となるFR車として誕生したこのS2000は、約29年ぶりにFR車として開発されました。
その後、ホンダからFR車が出る事はなく、最後のFRスポーツになります。
ホンダのスポーツカーに与えられるTypeRが付いていないものの、引けを取らない本格スポーツモデルになっています。
TypeRを凌ぐ性能が当時は合ったと言っても過言ではありません。
オープンで楽しく本格的なスポーツを楽しむことを目的に作られたため、サーキットを全開で走行し、速さを求めるTypeRの称号は付かなかったのかもしれません。
②専用開発されたハイXボーンフレーム
引用元:Honda|クルマ|S2000(2009年6月終了モデル)|ボディ&シャシー
S2000は数多くの部品が専用設計で開発されている、とてもお金が掛かっている車です。
現代では効率的、且つコストを抑える為に多くの部品が流用されており、フィット、ヴェゼル、シャトルなど全て同じプラットフォームを使っています。
しかし、S2000はS2000の為だけに開発された部品が多い特別な車であり、一度もフルモデルチェンジすることなく1代で終わりました。
この辺もホンダの妥協がないS2000の本気度が伺える点と言えるでしょう。
そんなS2000を象徴するのが“ハイXボーンフレーム”です。
オープンカーはクローズドボディに比べ、剛性が落ちますがこの”ハイXボーンフレーム”構造が、同等重量で同等以上の剛性を出すプラットフォームとして専用開発されました。
さらにスポーツカーなどの走行性能を求める車の場合、重量配分は50:50が理想とされています。
S2000は、この50:50の前後重量配分を実現しています。
③超高回転まで回るF20Cエンジンを搭載
当時1リッターあたり100馬力でれば高性能と言われていましたが、S2000はNAエンジンでリッターあたり125馬力を発生させています。
最高出力は250馬力でとてもハイスペックな車でした。
更に現代では考えられないほどの超高回転エンジンで、最高回転数は9000回転まで回ります。
VTECサウンドが唸りを上げて9000回転まで回るエンジンは、この先出てくることはないでしょう。
S2000購入後の後悔、走りは楽しくないのか?
トルクの細さが街乗りに適さない
S2000は最高出力250馬力と高出力ですが、低速トルクが細くエンストしやすいのが特徴です。
特に前期型のAP1エンジンのトルクは細く、後期型のAP2で排気量を2.0L→2.2Lに上げトルクを太くする改良が施されるほどです。
最高出力は250馬力から242馬力へ落ちてしまったものの、速いスポーツカーであることに変わりありません。
しかし、高回転エンジンが売りのS2000は、0発進からの加速感はそこまですごいとは言えず、日常の街乗りがメインの場合、エンジン性能を活かしきれないでしょう。
その為、街乗りメインだと楽しくないと言われてしまうのかもしれません。
積載量が極端に少なく、車内の小物置きも少ない
室内の小物置きが少ないだけでなく、グローブボックスすらも無いということで快適性は低めです。
トランクスペースも決して広いとは言えないでしょう。
引用元:Honda|クルマ|S2000(2009年6月終了モデル)|コクピット|コクピット
そもそも快適性や街乗り用の車ではない
S2000はそもそものコンセプトから実用性や快適性は考えていません。
S2000はあくまでもスポーツカーなのです。
街乗りの快適性や実用性を求めず、専用設計された特別な車であること、古さを感じさせない魅力的なデザイン、エンジンのホンダと言われていた最高のVTECサウンドなどS2000の良さを見て買っていただきたいです。
20周年記念アイテムの再販
普通の車ではまずないことがS2000では起こっています。
2021年に20周年を記念して、フロアカーペット、サスペンション、エアロバンパー、ダックテールなど新たに開発されて再販されているのです。
「オーナーの声がプロジェクトを動かした」
と言われています。
販売台数はそれほど多くなかったものの、オーナーに愛され、オーナーの声がホンダに届いたS2000はいろんな意味で特別なのでしょう。
S2000 中古車市場の値動き
価格高騰が止まらない
S2000の最終型新車価格は
通常:3,864,000円
Type-S:3,990,000円
と当時の価格を考えると高額な車となっています。
当時同じ年代に出ているシビックTypeR(FD2)が2,835,000円である為、約100万円以上も高い車というわけです。
では、今の中古車価格はいくらか見ていきましょう。
当時は買えなかったS2000を今中古で買おうと思ったら、驚きを隠せない状態になっています。
500万~ | 100台 |
400~500万 | 56台 |
300~400万 | 77台 |
~300万 | 80台 |
全国に313台あるものの300万円以下で買える車は半分もありません。
比率でみるとこんな感じです↓
半分以上は400万円を超える価格になっています。
車両状態の良い後期モデル、特にtypeSは800万円~1000万円で取引されています。
おそらくこの価格は下がることなく、数もどんどん減っていくでしょう。
中古車を探すなら”Gulliver中古車探し”
S2000は玉数が少なく、とても貴重です。
状態が良いものは高値で取引されるだけでなく、すぐに購入されてしまいます。
中古市場に出てきたS2000を見逃さず、購入タイミングを伺いましょう。
良い車は直ぐに買い手が見つかってしまうので、中古車市場を日々チェックすることが重要です。
今はネットで簡単、且つ無料で中古車を探すことができます。
「購入を検討してみようかな?」という方は、速めに探し始める事をおすすめします。
中古車なら納期待ちもなく、すぐに納車できるのでおすすめです。
まずは気軽に探しながら、購入検討をしてみると良いでしょう。
S2000オーナー写真集
@rosso_f360
@gsr0609
まとめ
いかがだったでしょうか。
ホンダを代表する車S2000は、たくさんの特別と魅力が詰まった最高の車です。
電動化が進んでいるため、高回転NAエンジンのスポーツカーはとても貴重な車となりつつあります。
新車はなくとも中古車で乗れる今、あなたにおすすめしたい1台にです。
今回はホンダのFRオープンカーのS2000を紹介しました。
S2000のスペックをもっと知りたいという方は、下記記事をご覧ください。
現代のスポーツカーGR86を初め、当時のTypeRであるFD2や同じオープンカーであるロードスターRFと比較しています。
下記記事では、S2000好きにはたまらない高クオリティなトミカについて解説しています。
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