新型プリウス、シビックe:HEVの違いを知りたい
走行性能、装備を比較しながら購入の参考にしたい
新型プリウスや新型シビックe:HEVの購入を検討されている方におすすめの記事です。
＼ トヨタ 新型プリウス（60系） ／
この記事を見ているあなたは、フルモデルチェンジで大きく変わった新型プリウスが気になっている、または購入を検討しているのではないでしょうか。
自分のライフスタイルに合っているのか？
買って後悔しないか？
走ってみたらなんか違ったと思わないか…
買ってから「やっぱあっちにしておけば良かった…」と後悔はしたくありませんよね。
購入前はいろいろと不安になるものです。
フルモデルチェンジして、インパクト大ですごくカッコいい新型プリウス
燃費は相変わらず最高クラス、デザインも近未来的、装備も豪華なプリウスですが、走行性能や実際の質感はどうなのか？
エコカーのイメージから一転し、スポーティーな見た目となっています。
今回は同価格で同じハイブリッドスポーツハッチバックのホンダ シビックe:HEVと比較して解説します。
新型プリウスの購入を考えている、またはシビックe:HEVの購入を検討されている方の参考になれば嬉しいです。
✓本記事の著者(@yoko3_G08)
私はホンダシビックハッチバック（FK7）を愛車にしています。
職業柄いろいろな車を乗る機会があり、新型プリウスと新型シビック e:HEVを試乗しました。
シビックオーナーだからと言ってシビックひいきはしませんのでご安心ください。
率直に感じた所感と事実を皆さんにお伝えします。
プリウス、シビック比較概要
今回は昨年販売したシビック e:HEVと今年販売された新型プリウスを比較していきます。
どちらも同じ2.0Lハイブリッド、2WDモデルの最上級グレードとなっています。
新車価格は28万円プリウスが安い
価格はシビックに比べ280,900円、プリウスの方が安くなっています。
オプションや装備によって前後するのでほぼ同等価格と考えて良いでしょう。
サイズも車両重量も同等レベル
プリウス：60系
シビック：FL4
サイズ比較
プリウスは全長が50㎜、ホイールベースは15㎜長いです。
車幅は20㎜小さく、細長いイメージでスタイリッシュな印象となっています。
逆にシビックは全高が15㎜低く、車幅はワイドになっているため、力強い印象を持ちます。
どちらも車幅1,800㎜を切るため、街乗りでも大きすぎず運転しやすいでしょう。
最小回転半径はプリウスが5.4m、シビックが5.7mとなっており、ホイールベースや全長とはイメージが異なります。
若干ではありますが、取り回しはプリウスの方が良いと言えるでしょう。
車重比較
車重は約40kg差となっています。
しかし、オプションでパノラマルーフを選択した場合+20kg増加します。
パノラマルーフの価格は132,000円です。
パノラマルーフを付けた場合、プリウスとシビックの価格も車重も同じに近づく傾向です。
エンジン、モータースペック比較
どちらもシリーズ＆パラレル方式と呼ばれるハイブリッドシステムですが、詳しく見てみると全然違う仕組みです。
プリウス
プリウスは発進時や低速域はモーター駆動、高速領域ではエンジン駆動も使うシリーズパラレルハイブリッドを採用しています。
走行用モーターと発電用モーターが2つ存在し、モーターもエンジンも併用して走ります。
エンジンが152馬力／188kNm、走行用のモーターは113馬力／206kNmで196〜199馬力のシステム出力を出します。
シビック
通常はモーターで駆動しエンジンは発電だけを行いますが、高速走行時はエンジン直結となり駆動する完全に使い分けたシリーズパラレルハイブリッドを採用。
直噴仕様の2Lエンジンのスペックは141馬力／182kNm、走行用モーターは184馬力／315kNmとなっています。
トルク315kNmは凄まじく、加速感は申し分ないでしょう。
内外装 比較
外装デザインはさすがのプリウス
FRデザイン
さすがのプリウスは近未来感ある最新デザインが魅力です。
ハンマーヘッドデザインと言われる最新のデザインはこれから出てくる車たちにも影響してくるでしょう。
一方でシビックは現代的で大人びたデザインになっています。
先代のFKシビックに比べても落ち着いた印象になっているおり、万人受けするデザインです。
RRデザイン
RRデザインはどちらも特徴的なデザインになっています。
プリウスは横一文字の鋭さある細いLEDランプが特徴で、レクサスのような高級感あるデザインに仕上がっています。
シビックもテールランプは繋がった形状をしていますが印象は大きく違い「CIVIC」の「C」をイメージさせるような丸っぽいデザインになっています。
どちらもカッコよくスポーティーな印象のデザインになっています。
「近未来的なスポーツデザイン」と「現代的なスポーツデザイン」
あなたの好みはどちらでしょうか。コメントお待ちしております。
内装比較
◆プリウス
◆シビック
どちらも非常におしゃれで高級感溢れる内装になっています。
見て乗って感じた大きな違和感は、プリウスのハンドル外径がとても小さく作られていることです。
イメージとしてはゲームセンターにあるマリオカートのハンドルを握っているかのような小ささになっていました。
慣れれば気にならないかもしれませんが、他の車と乗り比べるととても違和感を感じます。
シート
◆プリウス 
◆シビック 
どちらも質感が高く、ホールド性もありシートは最高です。
優劣付けがたいほどどちらも良く出来ていました。
赤のステッチが入っているシビックは、よりスポーティー感がある印象です。
センターコンソール
◆プリウス 
◆シビック
シフト操作の前にドリンクホルダーが配置されているプリウスは、横に非接触型充電器を採用しています。
シビックはシフト操作横にドリンクホルダーを配置し、非接触型充電器は前に採用しています。
作りの違いはあれど一番気になる点は、プリウスのセンターコンソールの細さです。
コンパクトカーに乗っているかのようなか細いセンターコンソールがチープに感じます。
質感もプラスチック感が隠し切れず、安っぽい作りになっています。
シビックが特段優れている訳ではありませんが、太いコンソールは安心感があり使い勝手よく見た目もどっしり高級感がでます。
メーター周り
◆プリウス 
◆シビック
コックピット感溢れるプリウスのメーターは凄くカッコいいです。
シビックは最近は定番となっている大型液晶モニターを採用し、タコメーターとスピードメーターを表現しています。
プリウスのかっこよさに私もテンションが上がりました。
しかし、いざプリウスを運転してみて分かったことは…
「メーターが見えない…」
様々なドライビングポジションで試しましたが、ハンドルでメーターが隠れてしまい見えないのです。
高身長な方やハイト機構を最上段に上げて見下ろす姿勢を取らないとメーターが見えません。
また運転中の視界を遮るように上に出っ張っているため、圧迫感があり邪魔に感じました。
デザイン的な魅力とは裏腹に使い勝手は何ともいえません。
それに比べシビックは目新しさはないものの、視認性は抜群で必要な情報をすぐにキャッチできます。
カッコよさを取るか使い勝手を取るか優劣付けがたいメーター比較でした。
オーディオ・ナビ
◆プリウス
◆シビック
どちらもナビのデザインは似ていますが、肝心のサイズは圧倒的にプリウスの方が大きいです。
プリウス：12.3インチ
シビック：9インチ
シビックの先代は7インチだったため、先代に比べると大きくなっています。
しかし、プリウスと比べてしまうととても小さく見えるほどの差がありました。
インパネ
◆プリウス 
◆シビック
操作感と質感は圧倒的にシビックの方が上です。
水平基調のインパネにはピアノブラックを使い、エアコンの風口が見えないデザインがポイントです。
プリウスはプラスチック感が否めず、操作時のガタつきも目立った印象です。
しかし、プリウスにはイルミネーションを採用していることで一気に華やかに見えます。
分かりやすいイルミネーションの豪華感を取るか、触って分かる質感の高さを取るか。
ココのは好みによるところでしょう。
実物を触って確かめる事を強くおすすめします。
プリウスだけの豪華装備
パワーテールゲート
プリウスにだけ採用されているオートテールゲート
お高い車に採用されるイメージがあるオートテールゲートが採用されていることは、シビックに対して大きなアドバンテージです。
シートメモリ
こちらも高級車での採用率が高いシートメモリがプリウスにもついています。
2名分のシートポジションを記録することが出来るので、夫婦やカップルで使う場合は嬉しいですね。
試乗レビュー
ここまでデザインや装備を見るとプリウスの魅力は盛りだくさんでした。
しかし、ここからはプリウスの酷評レビューになっています。
プリウスの足は固いだけ…？
プリウスを乗って感じた印象は足の硬さです。
上品でスポーティーな硬さというよりも、ただ硬いだけというような感覚です。
コシがあってしなりがある足回りというよりも、バタバタした感じの方です。
一方シビックは固さの中にもしなやかさがあり、不快感が無い足回りとなっていました。
乗り比べて分かる足の違いではありますが、プリウスだけ乗った場合は不快感があるレベルではありません。
あくまでもシビックに比べての印象になります。
エンジンサウンドが微妙過ぎる！
シビックのエンジンサウンドはとても気持ちいいです。
加速感に合わせて変速を演出するサウンドシステムが採用されています。
プリウスは「ブォーーーーン」「モォォォーーーー」と単調で安っぽいエンジンの唸りを上げて加速していきます。
加速感はどちらも素晴らしい加速をします。
しかし、プリウスは加速に対してわくわく感も心地よさもありません。
「あ、速いな…」という印象です。
運転が楽しいのはシビックの圧勝
走行性能でみても運転していて楽しいと感じるのは圧倒的にシビックです。
走りの質感は抜群でした。
逆にプリウスは見た目と期待値以上の走りはしてくれません。
速いことには間違いありませんが、走りを楽しみたいのであればシビックをおすすめします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
プリウスは先進的なデザイン、充実装備、燃費の良さが売りです。
シビックは、目に見えて分かる良さは少ないものの触って分かる内装の質感の高さ、走って分かる走行性能の高さと楽しさを持っています。
あなたが車に求めることは何なのかを考えながら、是非試乗してから購入することをお勧めします。
シビック、プリウスを購入する
シビックもプリウスも徐々に中古車が出てきています。
販売から数年経ち、1回目の車検タイミングで乗り換えている方の車や展示車にしていた車たちです。
1オーナーで数年落ちとはいえ、低走行距離で綺麗な車が新車格から数十万円も安く買えるので中古車はおすすめです。
しかし、中古車は1点ものなので気に入った良い車があれば迷わず購入することをおすすめします。
購入を悩んでいる間に売れてしまったということも多いです。
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