ホンダ車 紹介

2022年 新型シビックタイプR(FL5)と歴代タイプRの性能比較と進化を辿る

ホンダの”タイプR”を詳しく知りたい!
新型シビックタイプRの情報を知りたい!

こんな希望を叶えます。

この記事は、ホンダのタイプRについて詳しく知りたい方におすすめの記事になります。

2022年新型シビックタイプRが発表されました。

そもそもタイプRは何なのかを解説していきます。

ホンダの「タイプR」の歴史を知ることで、より新型シビックタイプRの魅力を知ることができるでしょう。

✔️本記事の著者(@yoko3_G08)

私はシビックタイプR(FK8)のベースとなっているシビックハッチバック(FK7)を所有しています。

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これまでに数百台のスポーツカーや高級車など、様々な車を試乗した経験を元に記事にしています。

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ホンダ タイプRとは何か?

”タイプR”って何?

“タイプR”はホンダの最上位グレードスポーツモデルとしての称号です。

タイプRはただのグレード設定ではなく、ボディ、サスペンション、エンジン、ホールなどあらゆるものが専用設計されています。

サーキットをそのまま走れる市販車と言われるほど、本格的なスポーツ車です。

誕生のきっかけは、初代NSXについて社内外から上がった「これだけでは生ぬるい」という声だという事で、言葉の通り普通では考えられないような尖った車たちが多いです。

ホンダの”タイプR”はただのグレードではなく、特別な意味を持ったスポーツカーもとい、レーシングカーなのです。

特徴としてタイプRには赤いHのエンブレムが適用されています。

タイプR専用の「チャンピオンシップホワイト」カラー

タイプRと言えば、「チャンピオンシップホワイト」です。

黄色味の強いホワイトは、タイプRのイメージカラーになっています。

このチャンピオンシップホワイトは、ホンダがF1で初優勝したマシン「RA272」が使用していた色で、F1初優勝を連想させる意味を込めて設定されました。


引用元:Honda | Honda Racing Gallery | F1 第一期 | Honda RA272

1965年に作られたマシンに使われていた色は、57年経った今も愛されています。

(色の経緯を知らない友人に「黄ばんだ白色」と言われた時は少し悲しかったです)

タイプRはNSX-Rから始まった”タイプR”

1992年のNSX-Rから始まったタイプRも2020年の22年間で11代目になります。

2022年には12代目になる新型FL5も販売され、過去最速のタイプRになるでしょう。

NSX-Rから始まったタイプR

元々アルミボディで1350kgと軽量だったNSXから更に120kg軽量化し、専用の足回りに変更するなど、よりサーキット使用にこだわったNSXが初めて”R”の称号を手にしました。


引用元:NSXHonda公式サイト

そこからインテグラ、CIVICへとタイプRは受け継がれていきます。

歴代タイプR 一覧

1995年 初代インテグラタイプR DC2


引用元:Honda|INTEGRA TYPE R

1.8LのDOHC4気筒自然吸気エンジンから、最高出力200PS/8,000rpmを達成。

当時、NAエンジンでリッターあたり111PSを出すエンジンは市販車でも稀でした。

1997年 初代シビックタイプR EK9

インテグラに続き、シビックとして市販されたEK9は2022年の今でもとても人気のある車種です。

2ドアクーペスタイルのインテグラに対し、3ドアハッチバックのスタイルで登場してました。

1.6Lで185PS、車重1090kgと軽くて速い、踏んで楽しめるスポーツハッチバックとして高い人気を誇ります。

2004年 2代目シビックタイプR EP3


引用元:Honda|シビック TYPE R20058月終了モデル)

「え?FitのタイプR?」

という声が聞こえてきそうな丸い形をしたEP3は、タイプRの中でもあまり人気が無かったモデルです。

また同じタイミングでインテグラタイプRも販売されたDC5に需要が流れてしまったことも原因でしょう。

性能はDC5と大差なく本物のタイプRなんですけどね…。

余談ですが、FK7はイギリス生産の輸入ということで話題ですが、EP3もイギリス生産の輸入車でした。

2004年 2代目インテグラタイプR DC5


引用元:Honda|インテグラ(20069月終了モデル)

最大出力220PSまでパワーアップされた2.0L i-VTECエンジンを搭載した2代目インテグラタイプRです。

DC5がインテグラ最後のタイプRになります。

2007年 3代目シビックタイプR FD2

シビックタイプR唯一の4Drセダンモデルになっています。

剛性が強いという理由でセダンが採用されたのかもしれません。

自然吸気エンジン最後のシビックタイプRになっており、自然吸気のFF車で最速の車になっています。

市販車の中でも過激でレーシングな車として有名で、国内のサーキットで速く走り楽しめる車として開発されました。

日本販売最後の自然吸気エンジンで最大の225PS、タイプR唯一の4Drセダンということで、2022年現在も人気な車です。

2009年 4代目シビックタイプR EURO FN2

日本のサーキットで鍛えたポテンシャルを活かし、欧州特有の道路環境でも車と一体感を持ち、安心感ある走り、速さを追求したタイプRがFN2です。

欧州特有の環境に対するボディと脚まわりを持っています。

欧州をメインに開発されたタイプRは、その名の後ろに“EURO”の名を付けました。

日本では台数限定(2,010台)で日本に輸入販売し、その後2010年に1500台の追加販売されています。日本では合計3510台の限定車です。

2015年 5代目シビックタイプR FK2


引用元:Honda|SPORTS DRIVE WEB|Region-R FK2

2015年、ドイツにあるニュルブルクリンクサーキット(北コース)で当時のFF車最速となる7分50秒63をマークしています。

このシビックから2.0LターボのVETCを搭載し、FF最速の称号を取り始めます。

FK2モデルも欧州メインの車になっており、限定750台というとても貴重な限定車として日本で販売されました。

2017年 6代目シビックタイプR FK8

ガ◯ダムを連想させるような迫力あるデザインが印象のFK8は、FF最速記録を塗り替えます。

先代の7分50秒63を上回る7分43秒80を叩き出し、2016年最速だったゴルフGTIクラブスポーツSが7分47秒19を凌ぎ、再びFF最速の称号を手に入れたのです。

先代のFK2は前後重量配分がおよそ65:35だったのに対し、2.5%ほど後ろに変更されました。

この2.5%が大きなインパクトを与えていると、開発責任者の柿沼さんはおっしゃっています。

2020年 限定200台 Limited Edition


引用元:Limited Edition|シビック TYPE R(2021年7月終了モデル)

200台限定で販売された、イエローカラーのFK8は徹底的な軽量化を図ったよりレーシングなモデルです。

・ルーフライニング防音材
・リアインサイドパネル防音材
・ダッシュボードアウター防音材
・フロントフェンダーエンクロージャー

これらの防音材を全て排除し軽量化し、ホイールを新作、タイヤも専用設計する極上モデルになっています。

新車価格200台ということもあり、中古車市場では1000万円を超えて取引されています。

シビックタイプRの進化

価格変化:199万円 → 475万円

初代シビックタイプR(EK9)から現在のFK8は、車両価格が倍近く高くなっています。

特に2.0Lターボを搭載したFK2の時で、100万円以上も価格が上がっている事が分かります。

FK8の限定車であるLimited Editionは、通常モデルに比べ75万円高く、550万円の設定になっています。

新型ではFK8通常モデルの475万円をベースに価格アップして、登場することになるでしょう。

性能変化:185PS → 320PS

NAエンジン1.6LのEK9から始まり、FK2のタイミングで2.0Lターボが採用されました。

その結果、2022年の現在では185PS→320PSまで性能が上がりました。

型式 排気量[L] 馬力[PS] トルク[kgf・m]
EK9 1.6 185 16.3
EP3 2.0 215 20.6
FD2 2.0 225 21.9
FN2 2.0 201 19.7
FK2 2.0 310 40.8
FK8 2.0 320 40.8

車重変化:1090kg → 1390kg

衝突安全の向上などあらゆる理由で車重は年々増加しています。

初代の1090kgから現在のタイプRで300kg増加しており、1390kgにまで増えています。

型式 Wt[kg]
EK9 1090
EP3 1210
FD2 1260
FN2 1320
FK2 1380
FK8 1390

EK9は軽くてパワフルな車

馬力と車重の関係を見ると、EK9がいかに軽くてパワフルなのか一目瞭然です。

近年のシビックタイプRは車重が重くなっているものの、300馬力を超えるパワーがあり、とても速い車に仕上がっています。

FK8はニュルブルクリンクで7分43秒8の記録を出し、FF最速市販車の座を獲得しています。

2022年 新型シビックタイプR FL5


引用元:CHALLENGE|シビック TYPE R 先行情報サイト|Honda公式サイト

シンプルなデザインで上品にまとまったシビックタイプR(FL5)

全長4595×全幅1890×全高1405mm

先代のFK8型と比較すると、全長で+35mm、全幅が+15mm、全高は-30mmとなる。ロー&ワイドなデザインとなっています。

ホイールサイズは20インチから19インチにサイズダウンしていますが、245/30R20から265/30R19とタイヤ幅が20㎜も太くなります。

海外メディアの発信している情報だと、320PSから330PSに10馬力、トルクは400Nmから420Nmに20Nmとパワーアップしています。

しかし、その反面車重は1390kgから1430kgと+40kgの増加です。

FK8 FL5
馬力[PS] 320 330 +10
トルク[Nm] 400 420 +20
車重[kg] 1390 1430 +40

車両価格は499万円

乗り出し諸経費、オプション込みで550万円を見ておくと良いでしょう。

FK8よりも価格は上がったものの500万円を切ってくるあたりは、ホンダの意地を感じます。

シビックタイプR オーナーズ写真集

EK9:Take🐝ek9


写真提供:@take_ek9

プロフィールにインパクトある宣言がされているオーナーのTakeさん。

「死ぬまでこの車乗り続ける」

FN2:ちゃんじ

写真提供:@yukainaOMEME

バイク(XB12R,Ciao,Zeal250)も乗られているそうです。

更に絵が趣味ということで、Pixivにかわいいイラストを投稿されています。

よっこ
よっこ
ぜひご覧ください。癒されますよ!

FD2:masaki@fd2_fare

写真提供:@provoke_inline4

ホンダ最後の2.0LNAスポーツセダン、スズキ最後の直4 250ネイキッド、通勤用ソニカを所有してるそうです。

よっこ
よっこ
18歳の時に一目惚れした黒のFD2を思い出し、ニヤニヤしながら画像をいただきました(笑)

※2022年8月現在、FD2は入院中

FD2:Ran


写真提供:@Ran05432509

公式画像のような美しい写真のを提供してくれたRanさんは、23歳のオーナーさん。

こんなにもかっこいいFD2を乗っているのになんと…

「ランエボ信者」

FK8:Tatsuki


写真提供:@ttsk_cvc_78

Tatsukiさんは、大学院まで行って学んだ物理学を活かし、費用と効果を深く考え、いいものを長く使うことをモットーに車カスタムや整備、BOSEやAppleのおすすめガジェットを紹介しているTatsukiの趣味ブログを運営しています。

みなさん是非覗いてみてください!

FK8:なつ


写真提供:@fktype11

「FK2→FK8に乗り換え」

タイプRからタイプRに乗り換えということで、愛を感じます。

とても美しいお写真ですが、カメラ修行中とのことで今後の写真にも期待です。

FK8:はむ

写真提供:@hamu_fk8

FK8を通じてたくさんの出会いがあったそうで、NSX・Limited Editionなど数多くコラボされています。

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現行モデルのFK8も販売が終了しているため、タイプRは中古車を探すしかありません。

しかし、タイプRは人気車であり、車が好きな方が乗られている事が多く、走行距離が増えやすい事が特徴があります。

状態の良い個体を探すには、中古市場に出てきたタイミングを狙う事が重要です。

状態の良い車は直ぐに買い手が見つかってしまうので、中古車市場を日々チェックしましょう。

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従業員数 単体:118名 (2021年3月末現在)

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まとめ

タイプRは進化を続け形も性能も変わっていきます。

しかし、先代には先代の良さがあり、この先同じ車は現れないという絶対的な価値と魅力を持っています。

ホンダのスポーツモデルの最上位グレードに位置するタイプRは、乗って初めて感じる言葉にできない感動があります。

ガソリン車と電気自動車の過渡期だからこそ、今しか乗れないタイプRをお楽しみください。

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