ホンダ”S2000″の性能を知りたい!
20年前のS2000は、今のスポーツカーと比べてもすごいの?
こんな疑問を解消する記事です。
1999年5月にホンダ創立50周年を記念して作られ、生産終了は2009年6月と1世代で終わった名車です。
写真提供者:TwitterID → @juju_FL5
2022年現在も現役で走っており、現代のスポーツカーに負けず劣らずの速さを誇っています。
現代の代表的なライトウエイトスポーツカーと言えば、GR86が真っ先に思い浮かびますが、S2000のスペックと比較した場合どうなるのでしょうか?
S2000はコンパクトなイメージがありますが、車格もどういった位置付けになるのでしょう。
この記事では、現代のスポーツカーGR86を初め、当時のTypeRであるFD2や同じオープンカーであるロードスターRFと比較していきます。
最後まで読んだあなたはS2000のスペックの高さに驚き、きっと欲しくてたまらなくなるでしょう。
【比較対象モデル】
✔️本記事の著者(@yoko3_G08)
私はシビックハッチバック(FK7)のMTをカスタムしながら、ドライブを楽しんでいます。
ホンダのスポーツカーが好きで、将来は今回紹介するS2000を所有したいと考えています。
これまでに数百台のスポーツカーや高級車など、様々な車を試乗した経験を元に記事にしています。
※過去の試乗車記録はInstagramをチェック
ホンダの名車!FRオープンスポーツ S2000
ホンダの数少ないFR車であり、オープンカーのS2000。
ボディは新規開発され、1世代で終わったS2000の為だけに専用設計されています。
更にボディだけでなく、エンジンのホンダを代表する『F20C型』エンジンは、S2000用に新開発されました。
7000rpmはまだ中回転域、9000rmpで高回転のレッドゾーンへと突入する超高回転型エンジンとして有名な車です。
前期型と後期型でエンジンが異なっている特殊な車で、前期のAP1から後期のAP2で排気量が0.2Lアップし、トルクが太くなりました。
当時は車両本体価格も高く販売台数はそれほど多くなかったものの、多くのホンダファンにに愛された車です。
20周年を記念し、新しくサスペンションやエアロなど販売されています。
ホンダのリアルスポーツカーであり、共用化が進む現代では考えられない数々の専用開発が施された特別な車がS2000です。
S2000比較車両紹介
2000年代のシビックタイプR FD2
シビックタイプR唯一の4Drセダンモデルになっています。
自然吸気エンジン最後のシビックタイプRになっており、自然吸気のFF車で最速の車になっています。
市販車の中でも過激でレーシングな車として有名で、国内のサーキットで速く走り楽しめる車として開発されました。
日本販売最後の自然吸気エンジンで最大の225PS、タイプR唯一の4Drセダンということで、2022年現在も人気な車です。
最新ライトウエイトスポーツカー GR86
トヨタとスバルが共用開発した、FRスポーツカー。
イニシャルDでお馴染みのAE86をモチーフに開発され、2012年に登場し2021年に排気量2.0L→2.4Lにアップし、軽量化など進化を遂げました。
イニシャルDとのコラボでも有名な現代を代表するスポーツカーとです。
下記記事ではシビックハッチバック、MAZDA3、スイフトなど他車とスペック比較しています。
オープンスポーツカー ロードスターRF
オープンカータイプのライトウエイトFRスポーツとして有名なロードスター。
「人馬一体」を手の内で楽しむ、圧倒的なコンパクトパッケージのになるFRスポーツとして絶大な人気があります。
S2000同様のオープンタイプで、走る楽しさを与えてくれる車です。
車格比較【全長・全幅・全高】
✓全長
FD2は4Drセダンなので長いです。
GR86はS2000と同じ2ドアですが、乗車可能な人数は4名となっているためS2000よりも少し長くなっています。
2シーターのオープンカーであるロードスターに対しては120mmも長くなっていいます。
✓全幅
全幅はちょうど中間にあたる位置付けとなります。
ロードスターと比べると幅も広く、車格が大きいと言えるでしょう。
✓全高
全高はGR86に近いです。
ロードスターと245㎜も高さが違うことに驚かれるのではないでしょうか。
全長・全幅・全高を見た結果、同じ2シーターオープンスポーツカーであるロードスターのひと回り大きい車と見て良いでしょう。
スペック比較 【馬力・トルク・車重】
①最高出力(馬力) 比較
自動車では「最高出力」を表す仕事率の単位のことで、エンジンが出せる最大のエネルギー量を示します。
「出力=トルク×回転数」で求める事ができます。
簡単に言うと、車が最大限頑張った際に出力されるパワーの事です。
自転車に例えると6速までギアを重くて最大限ペダルを回したときに得られる最大限の力(仕事量)のことです。
加速が鈍くても、最後に頑張ってパワーを出す車も存在します。
馬力=パワー
前期型AP1のS2000は250馬力で今回比較しているスポーツカーを圧倒する最高出力(馬力)を持っています。
後期型AP2はトルク向上のためエンジンが改良され242PSに落ちたものの、当時のタイプRや現代のスポーツカーより勝っています。
NAエンジンで1.0L当たり125PSはとてもすごく正解最高水準のスペックです。
250PSのハイスペックエンジン
②最大トルク 比較
「最大トルク」とは、エンジンが発生する最大の回転力を示します。
自転車に例えると、ペダルを踏み込む力の事で、1速時・2速時など最初のギアで踏み込む力が大きければ、グイグイ加速していきます。
トルクとは車の加速力のことで、スペックを見る上では重要なパラメーターになります。
最終的なパワーは弱いけど、最初の加速は良い車も存在します。
トルク=加速力
最大トルクもFD2を上回っており、ロードスターRFよりも勝っています。
しかし、S2000の最大トルクは回転数7,500rpmまでエンジンを回した際に発揮されるものです。
街乗りで高回転まで回す機会はなく、低速トルクが低い事でエンストしやすい特徴があります。
この低速トルクの細さを改善するために後期型のAP2で2.0L→2.2Lに排気量アップし、低速トルクを太くする改良がされるほどでした。
全開走行中の高回転領域では、最高のサウンドと最高の加速感を味わうことが出来ます。
余談になりますが、GR86の最大トルクは3,700rpmまで回した際のスペックです。
低速からトルクフルで加速していくGR86はスペック以上に速さを感じるでしょう。
高回転域の最大トルクは素晴らしが、低速トルクは細め
③車両重量 比較
車重こと車両重量とは、車体の重量に加えガソリン、エンジンオイル、冷却水、バッテリーなどを含めた重量になります。
運転できる状態の重さのことを車両重量といいます。
車両重量が軽いほど、車は速く走れます。
いくらパワーや瞬発力がある人でも重たいものは簡単に動かせません。
車も同じで、いくら優秀なエンジンでも車重が重たければ遅くなってしまいます。
圧倒的な軽さを誇るロードスターRFには及ばないものの、FD2やGR86と並ぶ車重の軽さです。
2000年代当時はハイテン材(高張力鋼材)が無いため、強度を出すために鉄板が厚くなり車が重くなりがちです。
しかし、現代の車と比べても遜色ないレベルの車重で作られています。
逆に現代の新しい車は、剛性など性能向上や衝突安全試験への対応で車に求められる要求値は上がっています。
そんな中で1300kg以下で作られているGR86やロードスターRFもすごいと言えるでしょう。
ライトウエイトスポーツカーとして現代の車やタイプRと遜色なし
④パワーウエイトレシオ 比較
1馬力あたり何kgのWtを負担することになるかを示したものです。
算出方法は簡単で、「車両重量 ÷ 出力(馬力)」で求める事ができます。
1馬力あたり負担するWTが軽いほど、車は速く走ると考えられます。
車格や駆動方式など前提が異なる為、一概にパワーウエイトレシオが小さいから早いというわけではありませんが、性能を見る上で参考になる数値です。
圧倒的PWRをたたき出したS2000前期型AP1にテンションが上がります。
新型シビックタイプR(FL5)は4.3になっているので、数値だけで言えば相当高い位置付けになります。
車はスペックで示される数値が全てではありませんが、1つの指標として参考にしてみてください。
車両価格 比較
S2000はベースグレードで350万円、タイプSで約400万円となっています。
2000年当時は、今よりも車が安かった時代です。
しかし、当時の新車価格が400万円近いというのは、高すぎたと思われます。
S2000の販売台数が増えなかった要因は価格にあったのかもしれません。
実際に同じ年代に販売されている本格的なスポーツカーであるシビックタイプRは300万円を切っています。
現在のシビックタイプR(FL5)は2Lターボで300馬力を優に超え、ハイスペックスポーツカーとしていますが価格は500万円を下回ります。
当時の車、現代の車と比較してもS2000はお高い車だったと言えるでしょう。
S2000 中古車市場チェック
価格高騰が止まらない
S2000の最終型新車価格は
通常:3,864,000円
Type-S:3,990,000円
と当時の価格を考えると高額な車となっています。
当時同じ年代に出ているシビックTypeR(FD2)が2,835,000円である為、約100万円以上も高い車というわけです。
では、今の中古車価格はいくらか見ていきましょう。
当時は買えなかったS2000を今中古で買おうと思ったら、驚きを隠せない状態になっています。
500万~ | 100台 |
400~500万 | 56台 |
300~400万 | 77台 |
~300万 | 80台 |
全国に313台あるものの300万円以下で買える車は半分もありません。
比率でみるとこんな感じです↓
半分以上は400万円を超える価格になっています。
車両状態の良い後期モデル、特にtypeSは800万円~1000万円で取引されています。
おそらくこの価格は下がることなく、数もどんどん減っていくでしょう。
まとめ
今回はホンダS2000のスペックを当時のシビックタイプR(FD2)や現代のGR86、ロードスターRFと比較しました。
当時の新車価格も現在の中古車価格も高いS2000ですが、スペックは本物であり古さを感じない美しいデザインが素晴らしいです。
S2000がどんな車かもっと知りたいという方は、以下の記事をご覧ください。
スペックだけでなく車の良さを知ることが出来ます。
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S2000は玉数が少なく、とても貴重です。
状態が良いものは高値で取引されるだけでなく、すぐに購入されてしまいます。
中古市場に出てきたS2000を見逃さず、購入タイミングを伺いましょう。
良い車は直ぐに買い手が見つかってしまうので、中古車市場を日々チェックすることが重要です。
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資本金 | 100,000,000円 |
従業員数 | 単体:118名 (2021年3月末現在) |